mago おおひがし新居浜の古民家
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広い庭にテントが立ち並び、離れた棟のあいだで人が集うmagoおおひがしの遠景

めぐる、
この家の時間。

再生されたこの家で、いま生まれている時間。

THIS HOUSE, NOW

障子を開けはなつと、朝の光が畳を渡っていく。
体を動かす人がいて、ものを作る人がいて、ときには小さな市が立つ。
季節がひとめぐりするあいだに、いくつもの時間がここで生まれている。

人が集まる日

にぎわう日

朝、土間に机を運び込むところから一日が始まる。屋内にも屋外にも店が並び、いろいろな人がこの家に集まってくる。

おおひがしマルシェ

おおひがしの市

この家で、小さな市がひらかれる。焼き菓子、鉢植え、せっけん、手仕事の品、ときにはピアノの音も。2025年の夏から、季節をまたいで開かれている。

庭に張られた茶色いテントとキッチンカー。テントの下で誰かが楽器を弾いている
朝、庭にテントが立つ。
着物姿の人の後ろ姿と、古い床板の段差。奥に壁一面のバッグ売り場
庭に張られたテントの下で、腰かけて過ごす人の後ろ姿
白い皿にのった季節の和菓子。栗や菊をかたどった四種
長机に段ボール箱ごと並べられたたくさんの多肉植物
縁側の座卓に布をかけ、菓子や小物を並べた物販の台。人物なし
「mago おおひがし」と刷られたカードを立てたステンドグラス風のラック
名前が、場所に根づいていく。
板の間の段差から見える、奥の物販ブースと来場者の気配 緑のクロスをかけた台に並ぶ、ハーブやオイルらしき瓶 古民家の軒下に張られたテントと、通りを歩く来場者の後ろ姿 掛軸の前で作品を見てまわる人の後ろ姿

出店の顔ぶれは、日によって変わる。

ある日は、アーティストがピアノを弾いていた。

白い電子ピアノの譜面を見ながら演奏する女性。窓からの光の中、横顔がはっきり見える
白い電子ピアノの鍵盤の寄り。無人
訪れたアーティストが、この座敷で音を鳴らしていく。
めぐり市

ことばの立つ市

庭先で、もっと小さな市がひらかれた。「ご自由に手にとってご覧あれ〜」——貼り紙の字づかいも、この家の速度に合っている。

手書きの貼り紙。「こちらの品 ALL 10円」「ご自由に手にとってご覧あれ〜」とある
砂利の庭に張られたテントと、遠くに古民家が見えるフリーマーケットの全景
庭いっぱいの、掘り出しもの。
開店前の土間。白い箱や古い家具が並び、まだ人はいない
土間は、こんなにも静かになる。
季節に、手を動かす

手を動かす季節

夏には作り手が道具を持ち込み、冬にはリースや正月飾りを編む。学ぶ会がひらかれることもある。季節ごとに、座敷の使われ方が変わっていく。

こだわりの手仕事展&即売会

手仕事の展示

夏のあいだ、何人かの作り手がこの家に道具を持ち込んだ。繭、麻ひも、繭綿。編む手、結ぶ手。数日かけて、座敷がまるごと小さな展示室になった。

天井から吊るされた、糸とストローで組まれた幾何学的なモビール
青い陶器の鉢に入った、白と黄色の繭
素材そのものも、作品として。
白い布をかけた台に小さな手仕事の品が並ぶ、和室の展示
繭と乾いた紫陽花、組みひもが一皿に集められている
座卓の上で、ピンクや黄色の紐を編む手元
丸い座卓をかこんで、細い紐を編んでいく。
クリスマスリースワークショップ

リースをつくる

十一月の終わり、何日かに分けてリースをつくる会がひらかれた。針葉樹の匂いが座敷にこもる。出来上がったものは、そのまま障子の前に掛けて写真を撮った。

すりガラスの障子の前に掛けられた、白い実のついた緑のリース
赤い実と松かさをあしらったリースの寄り
吊るすタイプのスワッグを束ねる手元
出来上がったリースを胸の前で抱える人(顔はリースで隠れている)
赤い実のリースを抱えて立つ人の胴まわり
苔玉正月飾りワークショップ

手のひらの、正月

年の瀬に、苔玉に正月の飾りを添える小さな会がひらかれた。ひとつずつ、手のひらにのる正月がつくられていく。

三日月形の黒い器に、苔玉と葉や実、水引をあしらった小さな正月飾り
正月飾りを組み立てている途中の手元
ひとつずつ、手のなかで。
発酵の講座

仕込みの時間

発酵について学ぶ会もひらかれた。青いシートを広げ、材料を分け合いながら、手を動かして仕込んでいく。作るだけではない、学ぶ時間もこの座敷にはある。

灯りをひとつ、落として

夜の顔

五月の夜、座敷が客席になった。ロクディムりょーちん、一人芝居。昼の市とはまるでちがう時間が、同じ畳の上に立ちあがった。

夜、和室で座って舞台を見つめる観客の後ろ姿。奥に小さく演者が立つ
うす暗い和室。台の前に立つ演者と、見つめる人たち
灯りをひとつ、落として。
イベントのない日は

あいまの日

magoおおひがしは、レンタルスペースとしても利用できる。ヨガも市も講座もない日には、この座敷は静かに空いている。使いたい人が、使いたいように使う。そういう余白のある家。

何も置かれていない畳の大広間。障子と縁側の光だけが満ちている

畳の部屋に、障子ごしの光。ここでどんな時間を過ごすかは、訪ねる人にひらかれている。

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日々の、体の時間

日々の稽古

決まった曜日に、同じ座敷がからだを動かす場所になる。障子を開けはなつと、庭の緑がそのまま部屋に入ってくる。この家の一日は、ここに戻ってくる。

ピラティス

もうひとつの、体の時間

ある曜日には、ピラティスの時間もある。同じ座敷が、日によって、ちがう体の使い方を受けとめている。

畳の座敷に並んだヨガマットとピラティスボール。一列に並び、体を前に倒す人たちの後ろ姿
まるヨガ

ヨガの時間

この家で早くから続いている時間のひとつ。縁側から差し込む光の中で、体を伸ばす。一日の終わりのように、呼吸がゆっくりになっていく。

障子を開けはなった広間で、マットに座り体を動かす人たちの後ろ姿
縁側から差し込む光の中で体を伸ばす
窓から光が入る座敷。畳の上に丸い座卓と椅子が置かれている
光の差す、板の間の広間
催しが終わったあとの、がらんとした広間と扇風機。無人

この家の時間は、めぐっていく

住む人がいなくなっても、家は終わらない。
誰かが集まるたびに、新しい時間がここに積もっていく。

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